2007年7月 9日 (月)

地球温暖化防止活動推進委員要請講座にいってきました

「地球温暖化防止活動推進委員」というのをご存知でしょうか?「地球温暖化対策推進法」におうて、自ら地球温暖化防止に取り組むだけでなく、地球温暖化の知識や防止のための取り組みについての普及・啓発を図りながら、地域のリーダーとして活動することを任務としています。都道府県ごとに知事に委属され、静岡県の場合、任期は2年間です。その具体的役割は、
1.地球温暖化防止活動の重要性を理解し、その普及・啓発を図るための活動をすること。
2.地球温暖化防止活動をしている人々や組織とネットワークを作ること。
3.自分が住んでいるまたは勤務している地域において、地域ぐるみで地球温暖化防止活動を進めるために地域協議会などをつくる、あるいはそれに参加すること。
4.地球温暖化問題について調査・研究し、それを広く伝えること。
と一様、明確な法にて定めがあります。法定というと堅苦しいですが、用は温暖化防止のことを自分事と感じている人を増やしていくために少しでも協力していくということです。
興味のある方は、下記アドレスを参考にしてください。
http://sccca.net/suishinin.html
本日、講義聴いていてわかったのですが、推進員を公募している都道府県はそう多くなく、静岡県は恵まれていて本年は141名の公募があったそうです。
私の関係する建築設計業だって、関係があります。県のほうもその辺はわかっていて「住まいる匠」という住宅の省エネ診断を無料で申し込みを行っております。申し込むと、県登録の主に建築士が調査にやってきて、住宅の省エネチェックをしてくれます。私も講義が終了後、登録する予定です。
興味のある方は下記アドレスを参考にしてください。
http://sccca.net/takumi/index.html
住宅の省エネは、とても温暖化防止に貢献するし、家計も助けます。新築のみならず改修でも断熱気密化が進むことが望まれます。

7/8日遊木の森、環境学習指導員交流会にて撮影。プログラムで作成した木陰のハンモック

2007年6月18日 (月)

静岡家具メッセ2007に行ってきました

先日、静岡家具メッセに行ってきました。毎回家具メッセに行くと、その発想に感嘆します。今回の展示品では、薄型大型TVの設置を考慮した商品が多かったように思えます。中でもTVをバックボードに接続し前後左右に首振り設計で好きな位置で映像が楽しめるものは画期的で、多くの方が見学していました。それ以外にも、スライド式で収納能力を増したホビーケースも面白い商品でした。ホビーケースを開発した(株)丸伸さんの収納家具は、本棚・ドレッサー・食器棚も面白い発想で収納能力を増し、感服しました。それ以外にも、自然素材を利用した栗・竹といった、家具建材では見慣れない素材を扱ったものや、塗装技術でレトロ家具を造る技術にも感服しました。ここで展示された家具は、ほとんどがF☆☆☆☆(シックハウス考慮商品)となっています。しかしながら、安売り家具を扱うホームセンター等では、いまだに考慮してない商品が多いです。建物をシックハウス対策しても持ち込む家具・備品が対策してなければ、本当の意味では安全といえません。最近では中国製品の危険性が報道されています。価格が優先されるのはわかるのですが、安全性の開示はこれからもっと大事になっていくでしょう。安全な商品を安価でわかりやすく購入できるシステムの構築は早急な課題ですね・・・。もう一つ、TVの大型化が進んでいますが、電気消費量は、大型化に比例すると聞いております。確かに快適さやヴィジュアル感・低価格化で販売が促進するのは理解できるのですが、電気消費量を抑えたり、環境に悪い商品ということで、課税されるようなこともこれからは必要ではないでしょうか。「省エネ診断士」といった診断制度と、環境有料商品の購入特典が取られるとのことですが、今後の進展に希望したいと思います。設計業務では、最近は造付家具の要望が多いですが、造付家具は高価になり、どうしてもシンプルで、安価な仕上材で造らざるを得ないことが多いです。今回家具展を見ましたが、それほど高価でなくてもいい家具もたくさんあり、既成家具をうまく使えばもっと安価で性能の良いものをどんどん採用できると思いますし、性能も造付家具より上でしょう。中途半端に、建材会社の既成収納家具商品を使うぐらいなら、性能とデザインに優れた既成家具を使ったほうが良いでしょうね。

2007年6月11日 (月)

県産材家づくりセミナーにいってきました

静岡県産材の家づくりセミナーに行ってきました。この制度は、静岡県産材の杉・桧を使って県内で住宅を建築すると、静岡市では、30万円+30万円=60万円の助成金が出る。といった制度です。制度自身は知っているのですが、申し込み制限が月単位で決まっていて、年間160棟しか補助金が出ません。補助金が出ないとお客さんは高い買い物になるのでなかなか私共も進めにくい制度でした。60万の助成金以外にも、ローン優遇制度を扱う県内金融機関もあり、2、000万円借りると、46.7万円の優遇も得られ、結構なメリットのある制度ということを改めて確認しました。

確かに金額のことばかり考えれば、全てが良しというわけではないですが、原点に戻って考えれば、外材木を使用するより、その地で育った国産材を使用したほうが、木には良いことです。環境問題の地産地消。はたまた治山・間伐・林業の普及を考えても、やはり県産材を使用することは大きな意味があります。もっと多くの人に制度が利用できるよう配慮して、皆が使えるようになると良いですね。

2007年6月 5日 (火)

ありがたい

先日、本を読んでいて、「ありがたい」の言葉の由来が書いてありました。「ありがたい」とは、「有り難い」つまり、「あらざるべきことがおこった」ということに語源があるそうです。いつもお客さんから「ありがとう」といった言葉をいただいたとき、大変で儲けの少ない仕事だけどやってきて良かったと思います。住宅の設計は、これがあるから楽しくて、これがないと逆にやっていけないかもしれません。先ほど住宅の竣工1年検査のときに、お子さんに絵のプレゼントをいただきました。私の名前を覚えていただいていた上に、こんなすばらしいプレゼントをいただいてまさに「ありがたい」のひとことです。

2007年5月22日 (火)

改正建築基準法セミナーに行ってきました

本日、今年6月20日から改正される建築基準法セミナーに行ってきました。一言でいえば、昨今の構造計算書偽装問題に伴い、建設業界人は誰も信じないといった性悪説に基づいた改正となりました。姉歯さんから始まって、最近の静岡のマンションのこともあり、やむを得ない改正方向とも思えます。とはいえ、建設時にかかる消費者の確認手数料も値上げが決まり、2年後には、個人住宅で各自10年保証に加入することが義務化されるといった、消費者の負担が増えることも見逃せません。今までも当社で個人住宅を設計監理するときは、「住宅性能保証制度」を採用してくれる工務店を入札の条件としてきましたが、これからは、当たり前の時代になりそうです。私が以前、住宅保証機構に確認したときは、保証機構に業者登録できる会社は、資産がしっかりしている会社に限定されていたように思います。消費者の方は安心できるでしょうが、個人経営の大工さんは益々大変になるということでしょうか。システムは皆さんからの費用負担にて構築は可能です。しかしながら、私の経験では、住宅のトラブルは住んでから2年未満と10年以降が多く、10年保証が義務化されても、10年以降の保証はなく、建築後2年未満で倒産するような会社では、元々選定に問題があったともいえます。そういった意味では、やはり今までどおり建築後も対応してくださる会社を選定していくことに変わりはないでしょう。

欠陥住宅全国連絡協議会第22回仙台大会にいってきました

弁護士の間で取り組みにくい専門問題として、欠陥住宅と医療過誤があります。どちらも専門用語や専門技術が争論の中心となるため、弁護士は取り組みにくい事件です。どんな仕事でもそうですが、一人で問題に取り組んでいても時間がかかるばかりで、解決もなかなかおぼつきません。全国で同じ意思を持った同士が、情報を共有し取り組み方を模索すれば、問題の解決策は見えてきます。そこで、全国で欠陥住宅ネットをつくり、多くの力で欠陥住宅問題に取り組んでいこうという志士の集まりが「欠陥住宅全国連絡協議会」です。
興味のある方は下記アドレスにアクセスしてください。
欠陥住宅全国連絡協議-HPサイト
欠陥住宅問題は非常に根が深いです。下記に問題点を挙げてみます。
1.欠陥住宅は、修補費用が何千万する案件はほとんどありません。勝訴しても、弁護士は報酬が多くないということです。その割に専門的でまとめるのに時間を要します。当然積極的に取り組む弁護士は少ないし、弁護士も二の次の取り組みになりがちです。
2.欠陥住宅問題は、専門的な知識が必要となります。本来なら、専門の弁護士でないと取り組みが難しいでしょう。しかしながら、弁護士は、欠陥住宅選任では上記のような理由で商売になりません。したがって積極的に取り組みにくい職域です。
3.欠陥住宅問題は、専門知識が必要となります。したがって、協力してくれる建築士が必要となります。しかしながら建築士は、火中の栗を拾いたがりません。それに建築士は、ほとんどが消費者から直接仕事を請けているのではなく、建設業界の横の繋がりで生計を経てています。つまり、この問題に取り組むことは、業界での職域を狭めて自らの首を絞めることになり同業種と対立することを煙たがる建築士が多いということです。
4.欠陥住宅問題は、急激なスピードで判例が変化しています。それについて勉強をしている弁護士・建築士は、ほとんどいません。昔なら認められなかった事例でも現在は勝訴する事例が多いことを、判決をだす裁判官も、弁護人も、協力する建築士も、裁判を左右する鑑定人もほとんど知らないということです。つまり、不当な判決を受ける消費者が多いということです。
5.欠陥住宅は、修補費用が何千万する案件はほとんどありません。例えば、和解費用が200万だとします。本来修繕に400万かかるとしても、和解はほとんど半額です。弁護士に着手金と報酬を払い、建築士に調査鑑定費用を払うと手元に修繕費が残りません。結局裁判したことが消費者にとって無駄となります。
他にも問題点は、たくさんあります。消費者の方は良く勘違いしてますが、勝訴しても裁判費用や、調査費用は自己負担です。被害者の持ち出しです。
私共、建築士が消費者の方にできるのは、欠陥住宅にならないための予防措置を啓蒙することです。なってからでは正直どうしようもないことが多いのです。もちろん建築士に頼んでも欠陥住宅になることはあります。これは確率の問題です。確率の高い予防方法をいかに取るかです。住宅を建てる場合には、第三者で監理できる建築士に頼みましょう。
仙台大会の帰りに弁護士さんと松島に寄ってきました

2007年5月16日 (水)

危ないブロック塀も助成金利用して直しましょう

能登地震では、コンクリートブロック塀が倒れたことも問題となりました。ここ静岡でも街を走ると危ないブロック塀がたくさんありますね。意外と知られていませんがブロック塀の撤去には補助金があり、撤去するには結構な10万円(各市町村にて異なります)の補助金がでます。そのあとフェンスを新設するのは、結構な費用がかかりますが、新たに生垣を設ければさらに補助金が受けられます。最近行ったケースではブロック撤去費と生垣新設合して26万円の補助金が出ました。もちろん全て補助金でまかなうことはできませんが、ブロック塀転倒の危険もなくなり、植栽を眺める楽しみができるので良いことだと思います。最近は背の高いブロック塀は賊が庭に入り込むと作業しやすくなるため、防犯には良くないと言われています。生垣は、植えて直ぐは、敷地内が丸見えですが、育ちの早い樹種を選べば、直ぐに目隠しの役目程度に育ちます。多少外から見えますがそれはそれで賊対策になっていますし、何より緑を楽しむ良さがあります。せっかくの制度を利用して改築時やガーデニング時に利用したいものです。

撤去前のブロック塀です。ところどころひびが入り既に少し傾いていました。

ブロック塀撤去後あかめもちの生垣新設、夏になれば葉も育って生垣の役目を果たすようになるでしょう。

2007年3月30日 (金)

北陸は余震が続きますね

北陸では余震が続きますね。ここ静岡では、東海地震が起こるといわれて長いです。静岡県では、TOKAI-0という制度が導入されて民家の耐震化がここ数年で一気に進みました。しかしながらピークは3年前まででその後は耐震補強する人も減っています。最近の耐震補助金制度を利用するお客さんは、ほとんどが家全体のリフォームの一環として行なう方ばかりです。私が調査した昭和56年より前の建物は100%の確立で”倒壊する恐れがある建物”に該当し、もっと耐震化が進むことを願うばかりです。本日現場いってきて、既存建物で構造的におかしい部分がたくさんありました。下記はその一部です。ちなみにこの建物の評点は0.19でした。合格点が1.0ですので、現在補強の真っ最中です。この写真を見た方は、自分でおかしいと気付きましたか?建築設計やってない人は結構わからない人も多いのではないでしょうか?そこの判断が難しいところなのです。
この写真では”筋交い”という耐震部材がおかしいです。写真で斜め右下に向かって入っている材料です。柱間に入っていず柱で切られて窓下側に向かって伸びています。正直、耐震部材の効き目は薄いです。S46年建築の建物ですが、この当時は、柱間で納めるより横に長く入れたほうが効力があると勘違いしてる大工さんがいたようです。同年代の建物で同様な建物をたくさん見てきました。

この写真では基礎の開口の位置がおかしいです。柱が乗っているど真ん中に、点険用の人通口が開いています。基礎屋さんと大工さんとの連携がうまくいってなかったのでしょう。補強では柱を取って梁を大きくするようしました。部屋もその分大きくなりますし

この写真では基礎のないところで土台が継がれています。そのままでは土台が沈むので簡易的な木の支えの床束が入れられています。昔は全ての土台下に基礎が入っていないのは当たり前でこの事例も他の建物でたくさん見てきました。

2007年3月 7日 (水)

竣工間近

竣工引渡し間近となりました。木造2階建てで工期8ヶ月ですよ。一般なら2棟建ちますね。メーカー建物なら4棟建ってますかね。監督に話したら笑ってました。
これからもこの工務店と大工付き合ってくれるかな・・・。この前の物件で同じ大工と話をしていたら北河さんの建物で入ると他の大工が2棟終わる間にまだ床貼ってるからな---て言われちゃって。本当に職人さんや監督には感謝感謝です。建主さんとはこれから長い付き合いとなりますが、まずは感謝です。

北河建築設計室サイト

2007年3月 6日 (火)

建築設計事務所について考える

建築設計事務所って何なんだろうね?ふと考えてみてしまいました。

私は静岡で設計事務所を開業して15年目になります。毎日のように朝から深夜までいそがしい日々が続き、職務をこなすことに必死になってそんなことを考える時間もありませんでした。考えきっかけは、いくつかありましたが、自分の中でかき消そうという心から考える時間がなかったようにも思います。

考えるきっかけは、設計士仲間で会を立上セミナーを行うときに”建築設計事務所とは”といった、テーマーが上がったとき、一人の建築士が”設計事務所って何なんだろうね?”とつぶやいたことからです。その会は、大工やりながらの設計士がいたり、工務店から設計士になった人もいるため発せられた発言かと思います。純粋に設計事務所畑しか歩んでこなかった私には衝撃的でした。しかしながら設計を行なう立場の人がそう思うのなら、一般人はもっとそう思っているのではないかと思うのです。

このことは、真摯に受け止めて真剣に考えていかないといけないと思います。それでなくても、耐震偽装問題とか公共事業談合問題とかマイナスイメージが多くてブラックボックス的な建築業界ではなおさらそう思われてもおかしくないでしょう。

次回から自分なりに考えていきたいと思います。

北河建築設計室サイト

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